秋葉原をゲットー化しろと言ってしまう岩渕潤子
先程、Twitterをやっていましたらこんなツイートを目にしました(10/29)。
ふと思いついたことを午後の仕事が終わるまでに忘れないためにメモ。秋葉原Gate City構想。要するに秋葉原を壁に囲まれた特区にして、入場料を徴集。16歳以下は成人保護者の同伴なしには入場できない。成人は1
— 『ヴァティカンの正体』筑摩新書/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) October 29, 2019
〜6ヶ月のパスも取得できるが、外国人観光客は1人あたり3000円ぐらいを設定。家族料金も。
強烈なツイートです。しかも続きがあって。
産業が衰えた日本はどんどん観光に依存していくので、中世の都市のように「入市税」を徴集する特区はありだろう。日本の住民にはパスを作成することで個人情報を集め、ビッグデータ活用。このgated cityの中ではエロ・コンテンツも掲示し放題にして、細かいゾーニングの必要がないようにすれば良い。 https://t.co/UeQFFFennB
— 『ヴァティカンの正体』筑摩新書/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) October 29, 2019
gated cityにすれば、この中で大規模な街中を舞台にしてAR/VRのゲームを絶えず開催して、人の移動の採取も容易に行なえる。消費についてもすべてのデータを採取し、属性と紐づけ、同意を得た人を対象に消費の動機分析を行なう・・・など。 https://t.co/fAJcXiSTp2
— 『ヴァティカンの正体』筑摩新書/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) October 29, 2019
ちょうど10年ほど前に「AR/VR」の時代の都市開発のイメージとして、視覚をメインにした五感刺激がホンモノである必要がなくなった場合、「真っ白でつるっとした何もない空間」になるかもしれない…と、駅を設計した建築家や建築評論家と一緒にしたことがあった。秋葉原なら実際にこれが可能だと思う。 https://t.co/B5v0RQ27rM
— 『ヴァティカンの正体』筑摩新書/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) October 29, 2019
はからずも土曜日の"The Museum is not Enough"をテーマにしたカナダの美術館のイベントは建築系なので、そこでする話としてはちょうど良さそう。「真っ白でつるっとした何もない空間」では長距離宇宙移動向け映像コンテンツ開発の実験をするにはピッタリだろう。 https://t.co/oHTmsxJVvb
— 『ヴァティカンの正体』筑摩新書/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) October 29, 2019
このイベント、主催者の意向で英語で通訳を入れず、聴衆は建築家などの招待オンリーで、どんな方たちが聴衆で来られるのか承知していないのだが、昨年、韓国国立博物館に招待された時にした『2050:火星博物館計画』の続きとして、しっくりきそうだ。明日以後、その線で映像素材をちょっと集めてみる。 https://t.co/FMGVWk3LnS
— 『ヴァティカンの正体』筑摩新書/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) October 29, 2019
これで「JKビジネス」とかコントロールしやすくなるし、美人局被害に遭うサラリーマンの保護とかも容易になる。日本在住の人には電化製品を購入するための特別割り引きとかも、それこそポイント還元など盛大にやると良いだろう。 https://t.co/UeQFFFennB
— 『ヴァティカンの正体』筑摩新書/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) October 29, 2019
完全にゲットーですね。オタクをかつてロシア・ヨーロッパがやってたユダヤ人みたいな扱いを望んでいるのでしょうか?オタクに対する風潮が反ユダヤ主義みたいになってきてるように感じます。
壁を作って秋葉原に入るだけで入場料を取るなんて意味がわかりません。しかも、16歳以下は保護者がいないと入れないとまで言っているので衝撃的です。秋葉原はオタク街のイメージがあるのはもちろんだと思いますが、それが以外にも家電量販店とかがあることは知られていることです。そういう家電製品やオタク要素に以外のを買い物する時にもこの人は入場料を徴収して買い物するべきだと言いたいのでしょうか。あと当然、外国人も対象にしていますが、そんな雰囲気の街を外国人は入りたいと思うんですかね?
少し前にはこんなことを言って話題になっていました。
奇形フェチだとか言っていました。要するに萌え絵の巨乳は奇形で差別的表現だし不快だから排除、規制するべきみたいなことを言っているように聞こえますね。少なくともこんなことは言っていましたからね。私からすればこの人は萌え絵(萌えイラスト)を奇形差別というある種の差別的な表現と位置付けて規制しようと考えているのではないと思います。しかもその前に女性差別と位置付けようとして規制を考えていたようですね。
(引用)
萌え絵を「女性差別」で規制することはほぼ絶対にできないが「奇形差別」なら条件付きで認められる可能性が十分にありそう。
萌え絵を「女性差別」で規制することはほぼ絶対にできないが「奇形差別」なら条件付きで認められる可能性が十分にありそう。それ故に男性消費者が狂ったように騒いでいるようで、「黙っていたら大変なことになる」と言っている。というわけで、社会的文脈で「奇形とは何か」を定義する必要がある。
— 『ヴァティカンの正体』筑摩新書/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) October 28, 2019
こんな人が表現の自由の判断をしてる識者だとは信じられないです。
※この方は表現の不自由展の検証委員会だった方です
追記:つい先程、知ったのですが、この方は過去にこんなことも言っていたんですね。
また新たにツイートが投稿されたので追加です。
Gated City構想は約10年前に横浜・黄金町のアートプロジェクトが始まった頃に映像を作ってる。本編じたいをYouTubeに上げていなかったんだっけな… とりあえず1分30秒〜 桜木町の駅前のディスプレー: YOKOHAMA GOLD RUSH https://t.co/BJXablqS3v
— 『ヴァティカンの正体』筑摩新書/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) October 30, 2019
黄金町はパスポートを取り上げられたアジアの少数民族の女性が強制的に売春をさせられているなどして横浜市が国連から人権侵害で何度も勧告を受けているエリアだった。売春宿をアーティストとのコラボで街の美観改善につなげるということで、最初の頃はもの凄い体制で県警に警備されていた… https://t.co/EAbdOJYiyH
— 『ヴァティカンの正体』筑摩新書/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) October 30, 2019
創造都市ヨコハマの取組みとして、京急の高架下や拠点となるべき木賃アパートをアートの拠点として整備し、多くの人が訪れるバザールを開催。黄金町のイメージアップの1分のプロモ映像を作って市内数カ所の大型ディスプレイで1時間に一回流した。長編映画のトレーラーっぽいつくりにした。 https://t.co/9jupyH2cNo
— 『ヴァティカンの正体』筑摩新書/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) October 30, 2019
当時の希望的コンセプトとしては、これをベースに長編作品を作り、黄金町に基地的な研究所を作って、世界のITとアートの才能をそこに集めることで横浜からイノベーションを起こすということだった。もちろん、日本でそんなことが起きるはずもなく…凋落する横浜には今カジノが誘致されようとしている。 https://t.co/3gaecSfZSf
— 『ヴァティカンの正体』筑摩新書/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) October 30, 2019
城壁に囲まれた都市…当時も今も、私のイメージは「ハンザ同盟」の都市的なものだったのだが、自分がマイノリティだと信じている人たちはユダヤ人などの「ゲットー」を思い浮かべるということがわかり、また、びっくり。ルフトハンザ…という言葉に込められたプライドと意味を考えて欲しい。 https://t.co/aW2lyGGlwO
— 『ヴァティカンの正体』筑摩新書/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) October 30, 2019
「ゲットー」ではなくて、中世ヨーロッパの自治都市である「ハンザ同盟」みたいなつもりで言いましたとのこと。まさかこんな言い訳をするとは…。それが通じるとでも思っているんですかね?
※ハンザ同盟というのは中世ヨーロッパの自治都市で自由都市(帝国都市)のことです。
ハンザ同盟(北ドイツ)やロンバルディア同盟(北イタリア)は領主から自治権を勝ち取って得て自治都市で自由都市のことなんですけど…。それでドイツでは農奴が荘園から都市に逃れて一年と一日住めば自由な身分になれるとされ、「都市の空気は(人を)自由にする」と言われたくらいなんですけどね。但し、イタリアとドイツでは都市の形態は異なりますが。イタリアでは北イタリア諸都市が領主である司教権力を倒して自治都市(コムーネ)となり、周辺の農村も併合し一種の都市国家として完全に独立したのに対し、イタリアの次に独立性が強かったドイツだとドイツの諸都市が諸侯の力をおさえようとする皇帝から特許状を得て自治権を獲得し、皇帝直属おの自由都市(帝国都市)として諸侯と同じ地位にたったんですよね。
いずれにしても強制隔離されてたゲットーとは違いますね。その「秋葉原Gate City構想」とやらは果たしてその”都市の空気はオタクを自由にする”のでしょうかね?
しかもこの岩渕潤子さん、萌え絵巨乳はダメなのに西洋美術史の美少年のBLはいい模様で、こんなものを書いていたんですね…。こんなことを書いている人が萌えイラストやオタクには理解がなく、糾弾しているとは…。
ここまでくるともう呆れてきますね…。
秋葉原Gated Cityの話をするのに見本市を通年開催して莫大な収入を上げているバーゼル市のホテル税と公共交通機関の関係についてまで説明をしないと話が通じないということはわかった。ハンザ都市の話にしても同じく。都市開発系の人には比較的簡単に伝わる話なだけに驚いた。
— 『ヴァティカンの正体』筑摩新書/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) October 31, 2019
こちらにも投稿しました。